第5回総合的な探究の時間(活動報告会)を開催しました!
今年度の「ナナイロひだか高校生応援プロジェクト」では、静内高等学校における”総合的な探究の時間”の一環として、2年生の皆さんとSDGsの視点に立った地域課題の解決について考えます。
本プロジェクトの詳細はこちらからご覧ください。
開催概要
日 時 : 令和6年12月17日(火)13:15~15:05
場 所 : 静内高等学校 2階視聴覚室
出席者 : 静内高等学校 2年生の生徒16名
酒井 校長
新ひだか町 大野 町長
日高教育局 行徳 局長
竹見 教育支援課長
日高振興局 髙見 局長
粟田 地域創生部長
内 容 : ①プロジェクトの概要説明
②発表 「地域課題の解決に向けて自分たちができること」
③来賓からの講評
④まとめ・振り返り
当日の様子
授業開始後、最初の30分程度は発表に向けた最終調整と簡単なリハーサルを実施。来賓の方々が入室した後、14時から活動報告会を開始しました。
初めに、日高振興局地域政策課・井神課長からナナイロひだか高校生応援プロジェクトの概要を説明し、第1回から第4回までの授業を振り返ります。
続いて、生徒たちからの発表に移り、「地域課題の解決に向けて自分たちができること」をテーマに、①経済チーム、②社会チーム、③環境チーム(※)の順番でプレゼンテーションを行いました。
※第1回目の授業終了時点における各生徒の興味関心をもとに編成したチーム
【経済チーム】
「この町が好きだから!!」という思いから、町に賑わいをもたらし、住む人々が幸せになれるようにするにはどうすればよいかを検討。
日高地域が抱える過疎化、そして、認知度が低いという課題の原因や影響を分析した上で、管内・管外の人々にとっての地域の認知度を高め、お金や人の流れを作って経済を回すため、次のようなアクションを考案しました。
★日高管内の中学生に向けて自分たちの住む地域に関する授業をする(管内での認知度向上)
★SNSや新聞、パンフレット等を使用し、地元をPRする(管外からの認知度向上)
【社会チーム】
「便利さと自然が共存した街」を目指すため、日高ならではの自然を維持しつつ、人口減少・少子高齢化を改善する方策を検討。
ゴミのポイ捨てが多いことに着目し、ゴミを減らすことで日高の自然がより良いものとなり、その魅力に惹かれて日高に住みたい・残りたいという人が増えるのではないかと考え、次のようなアクションを考案しました。
★最も高価そうなものを拾った人に景品が当たる「トレジャーハントゴミ拾い」を企画するほか、
お祭りやマラソンなどのイベント開催時にもゴミ拾いを実施する
★日高の自然の良いところやゴミ拾いの様子をInstagramやYouTube等で発信する
【環境チーム】
自分たちが住む町を将来にわたって残していくため、 多くの人に町に来てもらえるようにするために何ができるかを検討。
楽しめる施設が少ないことなどが原因で若者が地域に根付かず、過疎化が進んでいることを課題として捉え、町にある使われなくなった施設を利用して人が来たくなるような場所を作るため、次のようなアクションを考案しました。
★旧桜丘小学校を利用し、静内農業高校生とも協力してカフェや休憩所を開く
★具体的には、給食のようなメニューを提供する、体育館やグラウンドを遊び場として活用する、
地元高校生によるバンドや吹奏楽の演奏を披露する など
全チームからの発表後、来賓の新ひだか町・大野町長、 静内高等学校・酒井校長、 日高教育局・行徳局長、 日高振興局・髙見局長の4名から講評をいただきました。
最後に、グラフィックファシリテーターの古家氏から授業の内容を「見える化」して振り返っていただき、活動報告会を終了しました。