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「■ はじめに」
■ 「日高支庁百年記念誌」は、日高支庁(現日高振興局)の前身の浦河支庁が開設され満百年を迎えるにあたり、「その記念事業」として日高の発展の経緯を明らかにするため、1973年(昭和48年)3月に発刊されたものです。
■ このたび、その発展の経緯を概観できるよう、同誌の巻末にある【日高郷土史・年表】を掲載するほか(一部割愛)、当該年表に記載のある 「★~ 書き」 の項目について、2020年(令和2年)現在の姿を【写真撮影】したものを、あわせて掲載いたします!
■ なお、下記をクリックしていただくと、同誌の「要点のみを箇条書き」にした「【概略版】日高支庁百年記念誌」のページへリンクしますので、申し添えます。
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「❶.前・松前藩時代 (1590年~1798年)」
〇1633年(寛永10年) ・金山奉行を置いて東蝦夷地ケノマイ・シビチャリより「砂金」を採掘した
〇1635年(寛永12年) ・函館の人・佐野仙右衛門が幕府の許可を得て様似で「漁業」を営んだ
〇1644年(正保元年) ・東金山(今の様似)で「キリスト教徒」児玉喜左衛門が捕われ江戸に送られた
〇1648年(慶安元年) ・シャクシャインがオニビシの部下を斬殺、「染退と波恵の対立」が六年におよぶ
〇1798年(寛政10年) ★1~ロシヤ蝦夷地入り調査のため、幕使大河内善兵衛が「東蝦夷地を巡回」して様似に来る ★2~近藤重蔵が様似に通ずる「約三里の山道」を開さくした
2020年写真集① 1.様似会所跡、2.黄金道路
「❷.前・幕府直轄時代 (1799年~1821年)」
〇1799年(寛政11年) ・「幕府」は東蝦夷地の内浦河以東を七年に限って措置することとした ・様似・庶野に「旅宿所または通行屋」と称するものを設置した ・幕吏、浦河・様似両場所に「穀物・野菜」を試作し牛馬を配した ★1~幕府は幌満に「臨時造船所」を設置して大船数隻を造った
〇1801年(享和元年) ★2~佐藤嘉右ヱ門によって稲荷神社が創立された(現在の「浦河神社」)
〇1804年(文化元年) ★3~様似に「等澍院」が建てられた(秀暁開基)
2020年写真集② 1.様似町幌満地区、2.浦河神社、3.等澍院
〇1806年(文化 3年) ★1~幌泉郡内百人浜に「一石一字の碑」がたてられた
〇1814年(文化11年) ★2~島屋佐兵衛がえりも岬に「えりも神社」を建立した
〇1818年(文政元年) ★3~南部の人庄兵衛が三石漁場場所請負人となり、昆布を集荷し「三石昆布」と名づけた
2020年写真集③ 1.一石一字塔、2.襟裳神社、3.三石昆布
「❸.後・松前藩時代 (1821年~1854年)」
〇1821年(文政 4年) ★1~幌満において「水田」を試み収穫した
〇1831年(天保 2年) ・高田屋金兵衛「密貿易」の嫌疑をうけ江戸に送られた
「❹.後・幕府直轄時代 (1855年~1867年)」
〇1857年(安政 4年) ★2~浦河地方に「牧馬場」を開設した、日高産馬事業のはじまりである
〇1860年(万延元年) ★3~沙流場所で投石による「昆布の増殖法」が発明された
2020年写真集④ 1.様似町幌満地区、2.元浦河地区、3.門別漁港
「❺.開拓使時代 (1869年~1881年)」
〇1869年(明治 2年) ・蝦夷は北海道と改められ、当地方は「日高国」と称した
〇1871年(明治 4年) ★1~東静内に「益習殿」を開設した(小学校のはじめ) ★23~浦河郡西舎・杵臼に「長崎・熊本県」の農民が移住した
〇1872年(明治 5年) ★4~ 「浦河支庁」が設置された、三好清篤が支庁長に就任 ★5~「新冠牧場」が設置された(この頃より狼の被害が多くなった)
2020年写真集⑤ 1.益習殿跡の碑、2.西舎地区、3.杵臼地区、4.日高振興局、5.新冠旧牧場跡
〇1874年(明治 7年) ・浦河支庁が廃されて「札幌本庁」の直轄となった ★1~三石村に「郵便局」が開設された
〇1875年(明治 8年) ★2~「三石戸長役場」を設置(管内最初のものである)
〇1877年(明治10年) ★3~幌泉に「小学校」が設置された
2020年写真集⑥ 1.三石郵便局、2.新ひだか町役場三石総合支所、3.町立えりも小学校
〇1879年(明治12年) ・郡区町村編成により、浦河に「郡役所」を設けた
〇1880年(明治13年) ★123456~沙流郡各村「戸長役場」・静内新冠両郡「戸長役場」・浦河外三村「戸長役場」・様似外五村「戸長役場」・幌泉外八村「戸長役場」が設置された ・「赤心社」を設立し浦河郡の開墾を計画した
〇1881年(明治14年) ・赤心社第一回の移民が弘明丸で来浦(始めて日高に「汽船」が来た)
2020年写真集⑦ 1.日高町役場、2.新冠町役場、3.新ひだか町役場、4.浦河町役場、5.様似町役場、6.えりも町役場
「❻.三県時代 (1882年~1885年)」
〇1882年(明治15年) ・開拓使が廃され、函館・札幌・根室の「三県」が置かれ、日高は札幌県に所属 ★1~浦河に「治安裁判所」が設置された
〇1883年(明治16年) ★2~新冠牧場が「宮内省」の所轄となった
〇1884年(明治17年) ★3~幌泉に「電信局」が設置された
2020年写真集⑧ 1.浦河簡易裁判所、2.二十間道路、3.NTT東日本えりも電話交換所
「❼.北海道庁時代 (1886年~1947年)」
〇1886年(明治19年) ・「北海道庁」が設置された ・「浦河外十郡役所」を設置(浦河・三石・様似・幌泉・広尾・当緑・十勝・中川・河西・河東・上川) ・苫小牧に「勇払外五郡役所」を設置(勇払・白老・千歳・沙流・新冠・静内) ★1~元浦河組合「キリスト教会」が設立された
〇1887年(明治20年) ・浦河郡役所の所管が「現在の七郡」に変更された ・「浦河港修築」の具体的調査が進められた
〇1888年(明治21年) ★2~「浦河警察署」が創立した
〇1889年(明治22年) ★3~「エリモ燈台」が設置された ・明治14年に分離した「新冠郡戸長」をふたたび合併し静内新冠郡戸長役場の管轄とする
2020年写真集⑨ 1.元浦河教会、2.札幌方面浦河警察署、3.襟裳岬灯台
〇1891年(明治24年) ★1~「浦河燈台」が設置された
〇1897年(明治30年) ・浦河郡役所を廃して「浦河支庁」を置いた ★2~浦河に「税務署、区裁判所」が設置された
〇1899年(明治32年) ★3~平取外八村「戸長役場」が設置された
2020年写真集⑩ 1.浦河灯台、2.浦河税務署、3.平取町役場
〇1901年(明治34年) ★1~「西忠義」が第四代支庁長となる
〇1902年(明治35年) ・「日高実業協会」が組織された ・「浦河村」と呼称 二級町村制が施行された
〇1905年(明治38年) ・北海道庁が「浦河港修築」の再調査を実施した
〇1906年(明治39年) ・「三石村・様似村・幌泉村」と呼称し二級町村制が施行された
〇1907年(明治40年) ★2~「日高種馬牧場」が設置された ・高江村外一〇村「戸長役場」が設置された
〇1908年(明治41年) ・新様似「水銀鉱山」が発見された
〇1909年(明治42年) ・「門別村・静内村」と呼称、二級町村制が施行された
〇1910年(明治43年) ・浦河村より「荻伏」を分離
〇1912年(大正元年) ★3~苫小牧・沙留太間の「鉄道」が開設された
2020年写真集⑪ 1.西忠義碑、2.RA日高育成牧場、3.R富川駅
〇1913年(大正 2年) ・「根室銀行」支店を浦河に設立した
〇1914年(大正 3年) ★1~浦河に「電灯」がともる(火力による) ★2~「浦河林務署」が設立された
〇1915年(大正 4年) ・浦河に一級町村制、「町制」が施行された ★3~浦河町に「電話」が設置された
2020年写真集⑫ 1.北海道電力浦河ネットワークセンター、2.日高振興局森林室、3.NTT東日本浦河ビル
〇1919年(大正 8年) ★1~右左府村「戸長役場」が設置された ・「日東クローム鉱業」株式会社が創立された
〇1921年(大正10年) ★2~有限責任「浦河信用組合」が発足(後の日高信用金庫) ★34~小林哲太郎により「日高民報」が発刊された ・浦河港「修築工事」に着手した
〇1922年(大正11年) ★5~「様似トンネル」が完成した
〇1923年(大正12年) ・「右左村・平取村・新冠村」と呼称し二級町村制が施行された ★6~「乗合自動車」が国道を通うようになった
2020年写真集⑬ 1.日高町役場日高総合支所、2.日高信用金庫本店、3.日高報知新聞社、4.北海道新聞浦河支局、5.塩釜トンネル、6.道南バス
〇1924年(大正13年) ・「静内」に一級町村制が施行された ★1~佐留太・厚賀間に「鉄道」が開通した
〇1925年(大正14年) ・「北海道銀行」浦河支店が設置された
〇1926年(大正15年) ★2~浦河に「測候所」が設置された ★3~厚賀・静内間に「鉄道」が開通した
2020年写真集⑭ 1.R厚賀駅、2.アメダス浦河観測所、3.JR静内駅
〇1928年(昭和 3年) ★1~「浦河漁港」が竣工した
〇1929年(昭和 4年) ・「門別」に一級町村制が施行された
〇1930年(昭和 5年) ★2~「日高電燈株式会社」が発足、三石・静内に点灯
〇1931年(昭和 6年) ・「静内」に町制が施行された
〇1932年(昭和 7年) ・浦河支庁を「日高支庁」と改称した ★3~岩知志・右左府村間の「沙流川右岸道路」が竣工した
2020年写真集⑮ 1.浦河港、2.北海道電力静内ネットワークセンター、3.沙流ユーカラ街道
〇1932年(昭和 7年) ★1~「幌泉港」が完成した
〇1933年(昭和 8年) ・「煙草専売局」が浦河町に設置された ★2~静内・三石間に「鉄道」が開通した
〇1934年(昭和 9年) ★3~「黄金道路」が完成し様似山道と連絡した ★4~「様似漁港」が竣工した ★5~幌満に第一発電所が完成し日高全町に「送電」することになった
〇1935年(昭和10年) ★6~三石・浦河間の「鉄道」が開通した
2020年写真集⑯ 1.えりも港、2.JR日高三石駅、3.黄金道路、4.様似漁港、5.幌満第二発電所、6.JR浦河駅
〇1937年(昭和12年) ★1~「北海道拓殖銀行」浦河支店が設置された ★2~「日高線」様似まで全線開通
〇1938年(昭和13年) ★3~「浦河公共職業安定所」が設立された
2020年写真集⑰ 1.北洋銀行浦河支店、2.JR様似駅、3.ハローワーク浦河
〇1939年(昭和14年) ★1~「日本赤十字浦河病院」が開院した
〇1943年(昭和18年) ・右左府村を「日高村」に改称した ★2~様似・広尾間「バス」が運行した
〇1944年(昭和19年) ★3~浦河健康相談所が「保健所」として新発足した
〇1946年(昭和21年) ・「平取」に一級町村制が施行された
2020年写真集⑱ 1.浦河赤十字病院、2.JR北海道バス、3.浦河保健所
「❽.北海道時代 (1947年~1972年)」
〇1948年(昭和23年) ・「日高総合開発期成会」が全道各地にさきがけて結成された
〇1950年(昭和25年) ★1~日高東部地区(えりも全域と様似の一部)が「道立公園」に指定された
〇1951年(昭和26年) ・「三石」に町制が施行された
〇1952年(昭和27年) ・「門別・様似」に町制が施行された
〇1954年(昭和29年) ・「平取」に町制が施行された
〇1956年(昭和31年) ・浦河町と荻伏村が「合併」 ★2~「日高電源開発工事」が始まる
〇1959年(昭和34年) ・「幌泉」に町制が施行された
〇1961年(昭和36年) ・「新冠」に町制が施行された
〇1962年(昭和37年) ・「農業構造改善事業」がはじまる
〇1964年(昭和39年) ★3~国鉄「富内線」が日高町まで開通した
2020年写真集⑲ 1.日高山脈襟裳国定公園、2.静内ダム(揚水式発電)、3.振内鉄道記念館
〇1965年(昭和40年) ★1~「日勝産業開発道路」(日高町・清水町間)が竣工した
〇1966年(昭和41年) ・「沿岸漁業構造改善事業」がはじまる ★2~「産業開発道路」(日高町・夕張間)が着工
〇1967年(昭和42年) ・「産業開発道路」(日高縦貫道路)が着工
〇1970年(昭和45年) ★3~「産業開発道路」(浦河町・大樹町間)が着工 ・幌泉町が「えりも町」に改称した
〇1971年(昭和46年) ・「日高広域生活圏計画」が策定された
2020年写真集⑳ 1.日勝峠(五合目)、2.石勝樹海ロード(夕張方面)、3.天馬街道(野塚トンネル)
(参考1)「日高開発史(昭和29年2月)【年表(詳細)】×2020年度現在写真集!」
(参考2)「(概略版)日高の【戦後史(75年間)】年表 × 2021年現在写真集!」
(参考3)【日高の歴史・文化の世界へ】ポータルサイト!
【当該サイトの掲載内容】
- 「日高の歴史的文化活用事業(日高の歴史的文化活用資源【リスト】)」
- 「北海道・日高管内の【博物館・美術館等】一覧~21!」
- 「北海道・日高管内の【文化財・遺産等】一覧!」
- 「北海道・日高管内の【主な文化ホール・映画館・公民館・図書館等】一覧!」
- 「日高管内・各町別【コミュニティセンター等】一覧!」
- 「北海道・日高管内の【各種スポーツ施設等】一覧!」
- 「【日高文化歴史散歩】~ブラ・ラブヒダカ!」
- 「【日高のあゆみ】~日高支庁百年記念誌~」
- 「【日高開発史】~日高支庁八十年記念誌~」
- 「(概略版)日高の【戦後史(75年間)】年表 ×2021年現在写真集!」
- 「北海道・日高管内の戦後75年間【文化・スポーツ史】概要!」
- 「北海道・日高管内の戦後【市民活動史 (町内会・青年女性団体・NPO等) 】概要!」
- 「全国・全道・日高管内の【戦後・交通安全史】概要!」
- 「北海道・日高管内の【主な縄文遺跡】×2021年秋現在写真集!」
- 「北海道・日高管内の【主な擦文・アイヌ文化期の遺跡及びチャシ跡】× 2022年秋現在写真集!」
- 「文化振興に係る【各ホームページ】へのリンク集」