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開催概要
日 時 : 令和6年(2024年)7月29日(月)13:30~16:00
場 所 : 日高合同庁舎 4階講堂
出席者 : 30名(日高振興局及び日高教育局職員16名、管内各町職員14名)
当日の様子
はじめに、講師のdescribe with 高橋代表からウェルビーイングとは何かについての基礎を学習しました。講座では、ウェルビーイングとは、心身の健康のみならず、満足した生活や幸福な状態、充実した状態などの多面的な感情、社会的に良好な状態を維持しているなど、広い意味での「健康」と定義されていました。
基礎学習の後は様々な役になりきり、自分にとってのウェルビーイング(幸福)の追求を擬似体験できるカードゲーム「from Me」を実践。当日の参加者は30名であり、それぞれ[変化][社交][健康][仕事][趣味][資産][探究][安定][家庭][社会]の10チームに分かれ、自分たちの寄付・投資・消費・貯蓄が社会にどう影響するのかを感じてもらいました。
進行は全4ターンに分けられており、各チームはゲーム内通貨を使用し、アクションを起こしていきます。通貨やアクションカードは他チームと交換、譲渡ができますが、ウェルビーイングカードは他チームには渡せません。また、各チームは、ゲーム内で様々な活動をし、自分たちの目標値であるウェルビーイングや資産、社会の状況を示したメーターを上げていくことを目標としていました。
各チーム最初は自分たちに関係のありそうな【消費行動】をこなしていましたが、それではなかなか社会の状況を表す経済・社会・環境のメーターが上がっていませんでした。後半では、寄付や投資も含めた様々なお金の使い方から、その行動が社会にどう繋がっていくのか、また、社会貢献から生まれる自分にとっての充実度、他チームとの連携で課題を解決していく協働の大切さを理解し始め、各チームの数値が目標に向かって上昇している印象でした。
最終的にはそれぞれの目標値を達成できたチームが8/10あり、経済・社会・環境のメーターも好成績との評価でした。最後に、地域政策課 井溪課長から住民のウェルビーイングを上げるための先進事例を紹介したほか、グラフィックファシリテーターの古家氏に勉強会の内容を「見える化」していただき、講評をいただきました。
参加した職員からは、「自分にできるスモールスタートを探したいと思った」「社会貢献するものがいずれウェルビーイングやお金となって返ってくるのが興味深かった」「様々な価値観があり、社会全体の助けがあってこそ目標達成ができることを知った」との意見がありました。
ファシリテーショングラフィックによる当日のまとめ
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