令和7年11月17日(月)に新ひだか町で食育事例発表会in日高を開催しました。
一般の方をはじめ、教育関係者、役場、農業関係者など約50名が参加し、食育について意見交換を行いました。
また、静内農業高校と平取町保健福祉課から食育や地産地消に関する取組を発表いただいたほか、北海道食育コーディネーターで札幌保健医療大学の客員教授でもある荒川義人様から御講話いただきました。
🌱 静内農業高校の発表
「食育は農業の未来を創るキーワード」をテーマに、小中学生向けに実施した “規格外ミニトマトを活用したレシピコンテスト” の取組をご紹介いただきました。
コンテストには多数の応募が集まり、入賞レシピは地域の宿泊施設の朝食メニュー化が行われました。
コンテストのほかにも、地元産物や規格外野菜への魅力を学ぶことができるよう収穫体験なども同時に実施され、参加した小中学生や静農高校生がフードロスや持続可能な農業への理解を深める総合的な取組となったと発表されていました。

🍙 平取町保健福祉課の発表
「食への知識・関心の向上」「健康的な食生活の実践」「地域らしい食の体験・地産地活」の3本柱をコンセプトに実施されている多様な食育の取組が紹介されました。
保育園・小中学校向けの地産地消給食や、高齢者向けのお料理教室など、幅広い年代に向けた活動を展開。また、町内の飲食店と連携し、地域の“お米”や“トマト”を使ったメニューを開発する 「ニシパランチ事業」 も大変興味深い内容でした。

🎤 食育コーディネーター 荒川義人様の講話
北海道食育コーディネーターであり、札幌保健医療大学の客員教授でもある 荒川義人様 からは、「効果的な取組のための計画策定」「地域関係者の連携の重要性」についてご助言いただき、今後の食育推進に向けた貴重な示唆をいただきました。
特に「取組を点で終わらせてはいけない。関係者が連携し、点を線に、線を面にしていく必要がある」と講義いただき、参加者にとって大変有意義な助言であったと考えております。

事例をご紹介いただいた 静内農業高校の皆様、平取町の皆様、そして荒川様、誠にありがとうございました。

