結核に関する相談・感染症診査協議会の開催状況について

結核ってどういう病気?

咳やくしゃみに含まれる、結核菌を吸い込むことで感染する病気です。

どんな症状が出るの?

最初のうちは風邪と同じような、咳、痰、発熱などの症状がでます。しかし、このような症状が2週間以上続いたときは危険信号です。症状が進むと、からだのだるさを感じたり、寝汗や胸の痛み、血痰がでたり喀血することもあります。症状が2週間以上続く場合は、病院を受診しましょう。

どんな風に感染するの?

結核は、患者が咳やくしゃみをしたときに飛び散る、しぶきの中の結核菌を吸い込むことで感染します。結核菌は熱と紫外線に弱いので、日光の紫外線ですぐに死んでしまいます。なので患者が咳をしたときに、しぶきを吸い込む機会の多い家族や、親しい人が感染しやすいのです。

どうすれば予防できる?

予防に大事なポイントは3つあります。


■抵抗力や免疫力の低下を防ぐこと   ゴホッ.pngばい菌.png

結核に限らず、様々な感染症に対する抵抗力や免疫力を高めるためには「バランスのとれた食生活」「十分な休養と睡眠」「適度な運動」「自分らしいストレス解消法の実践」が効果的です。結核菌に対してつけいるスキを与えないために、生活習慣病を予防することが大切です。


■発症を防ぐこと

乳幼児には早めの「BCG接種」の実施をおすすめします。抵抗力のない赤ちゃんや小さなお子さんは、感染すると結核性髄膜炎や粟粒(ぞくりゅう)結核といった命にかかわる重症の結核を発病しやすい上、後遺症も深刻です。BCGはその予防効果に優れています。市町村では、生後1歳に達するまでに実施しています。

また保健所などで検診をうけて感染が強く疑われた場合は、結核菌を退治する薬を予防的に服用して、発病を防ぐ必要があります。感染して間もない時期は肺の中にいる結核菌が少ないので、1種類の薬を服用することで退治できます。化学予防については、検診を受けた医師の指示に従ってください。


 ■感染を広げるのを防ぐこと

「なかなか風邪が治らないな…」と思ったら、すぐに医師の診察を受けることが大切です。

結核の症状は、風邪とよく似ています。「咳や痰がでる、体がだるい、熱もでる」こんな状態が2週間以上続くようなら要注意です。早めに診断されれば、排菌するほど重症になる前に治療することができます。軽症であれば、痰の中に結核菌を出していないので、他の人にうつす恐れはありません。


■不安に思ったら早期の受診を!

結核は、その症状が風邪に似ていることなどから病気の発見が遅れ、学校や職場で集団感染を引き起こすこともあります。人から人へうつる病気ですが、早期に発見して治療すれば人にうつす可能性も少なくなり、治療も短期間で済みます。

咳や発熱が2週間以上続くなどの症状がみられたら、早めに医療機関で受診するとともに、他の人に感染させないためにも、職場、学校などの健康診断を必ず受けるようにしましょう。

結核に関する知識・情報は、公益財団法人結核予防会のHPへ

公益財団法人結核予防会結核研究所のHPへ

感染症診査協議会の開催状況について

北海道立浦河保健所及び静内保健所の感染症診査協議会の開催状況は下記のとおり。

浦河保健所感染症診査協議会(浦河保健所HP掲載)

 

 

カテゴリー

静内地域保健室(静内保健所)のカテゴリ

お問い合わせ

日高振興局保健環境部静内地域保健室(静内保健所)健康推進課

〒056-0005日高郡新ひだか町静内こうせい町2丁目8番1号

電話:
0146-42-0251
Fax:
0146-42-7202
cc-by

page top