マツカワ

 

 

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Verasper moseri Jordan et Gilbert

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マツカワは現在、日高管内における栽培漁業の主種魚種として期待されており、管内一体としてその増殖に取り組んでいます。

dia02s.gifマツカワとは? dia02s.gifなぜ栽培漁業の主要魚種に? dia02s.gif栽培への取り組みとは?

マツカワとは?

 カレイ目カレイ科の魚で、太平洋側では千島から茨城県付近まで分布しています。昭和50年代まで胆振・日高管内で刺し網により数十トンの水揚げがありましたが、現在では日高管内全体で数トン程度の水揚げとなっています。

 名前の由来は、有眼側の厚い皮膚と大型の鱗の様子が松の皮に似ていることからと言われています。また背びれ・しりびれ・尾びれの両面に黒色の帯が等間隔で並ぶ様子が鷹の羽に似ていることから「タカノハ」と呼ばれることもあります。

 他にもタカノハガレイ、カンタカ、タンタカ、タカガレイ、ヤマブシガレイ、クロスジカレイ、ヤマブキ等の呼び名もあります。


なぜ栽培漁業の主要魚種に?

 マツカワはカレイ類等の魚に比べ低い水温でも成長が早く、日本海に比べ水温の低い太平洋側でも栽培が可能となっています。

 また味についてもカレイ類では上位に位置され、魚価についても、ヒラメと並ぶほどの高値となっています。

 このような理由から、えりも岬以西の太平洋側での主要栽培魚種として位置づけられ、取り組みをおこなっているところです。


栽培への取り組みとは?

 現在、マツカワの種苗(稚魚)はその生産技術の確立を目指して日本栽培漁業協会厚岸事業場及び北海道栽培漁業総合センター等の機関で種苗生産が行われております。この試験用種苗は放流試験用として全道の施設に配布され、中間育成等の過程を経て各海域に放流されています。

 日高管内では日高管内栽培漁業推進協議会の下、管内4施設において種苗受け入れ・ 中間育成を行っており、日高東部・西部に毎年交互に放流を行っています。

 なお、現在の放流は本格的な放流を行うための試験放流と位置づけられているため、放流する種苗には標識となるタグが取り付けられています。
 もしタグ付き(痕跡のみの場合も含みます)のマツカワを採捕した場合には、最寄りの漁業協同組合・町水産課・水産技術普及指導所までご連絡下さい。
 連絡いただきたい事項としては、再捕年月日、再捕場所、再捕漁具、標識(タグ)の色・番号、魚の体重・全長、そして再捕者の住所・氏名となっています。


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