治山事業の紹介

治山事業の紹介

     

◇ 治山事業とは

森林を維持・造成しながら森林の機能を高めることで、災害から人命や財産を守り、安全で住みやすい生活環境を整える事業です。
植樹はもちろんですが、土木的工事を交えた地すべり対策の工事や、山崩れの予防、復旧対策工事をすることで、健全な山を取り戻します。
また、強風で木の育ちにくい海岸線では、豊かな漁業資源の確保や内陸部の畑や牧場を砂の害から守るため、新たな森林造りに取り組んでいます。

◇ 災害の履歴

昭和56年7月及び8月に北海道の治山史を塗り変える大災害が発生し、近年では、平成7年、平成12年、平成13年、平成15年など断続的に大型の集中豪雨が多発し、多くの山地災害が発生したことから、これらの災害を振り返り、地域住民が安心して暮らせる地域づくりと防災に配慮した森林造りのため、各関係機関と連携し取り組んでいます。

山地災害危険地区情報のお知らせ
 降雨等により山や沢などから発生する土砂災害のおそれのある地区(山地災害危険地区)の情報をお知らせしています。

◇ 日高振興局管内の治山事業

 ◆平取町地すべり防止工事
 地すべり災害の早期復旧を図ると共に、今後の地すべり災害を未然に防ぐ工事を進めています。
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 ◆新ひだか町復旧治山工事
 公園利用者の安全を図るため、山腹崩壊地の復旧を図りました。
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 ◆新冠町復旧治山工事
 トンネル付近の岩盤崩落対策として、平成9年から平成17年までの9年間を費やし復旧しました。
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 ◆平取町小規模治山工事
 自然の回復力に期待し、丸太筋工と暗渠工を主体とした最小限の工事での復旧を試みています。
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 ◆台風10号による災害
 平成15年の台風10号による流木を治山ダムが効果的に捉えています。
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 ◆日高町(旧日高町)復旧治山工事
 平成15年の台風により、大量の細粒土砂が下流部に堆積した結果、脆弱な地盤が出来上がり、コンクリート類の構造物では現場に馴染まないことから、軽量で自在性に富む木製の流路工を設置しました。
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 ◆日高町(旧日高町)特定流域総合治山工事
 国有林治山事業や砂防事業と合わせて地域の復旧、防災に努める「特定流域総合治山事業」が平成18年度から進められます。
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 ◆日高町(旧門別町)海岸防災林造成工事
 強風地帯である日高沿岸を砂や潮風害から守るため、海岸林の維持造成に努めています。
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 ◆治山工事による森林の復元
 昭和56年災害から24年を経過し、治山事業で森林が形成されています。
 ○昭和56年8月災害状況
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 ○昭和62年復旧状況
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 ○平成17年森林化状況
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