第7回 石炭灰によるパドック泥濘化改良 事例3
今回は、パドックだけではなく石炭灰(利用資材名:クリンカ)を農場内で活用している事例を報告します。
(1)Fさん、親子牛パドックを新しく増設しました。
ほ乳中の繁殖牛とほ乳牛の群。石炭灰で新しくパドックを作りました。
広くなって、親子でゆったりのんびり。
(2)Tさん、牛床の床材として試しています。
牛床が乾燥しやすく管理も以前より楽になりました。敷料も節約できるようです。
冬期間の使用状況はどうでしょうか?調査を継続し結果を報告します。
畜舎牛床の床材として試しています。
この上に敷料を敷きます。 機能性・経済性を検討してます。
(3)Tさん、農場の敷地や飼料置き場もきれいです。
農場の敷地や飼料置き場に使っています。
(4)せっかく入れたのに…
水飲み場など、地盤の整地をせずに石炭灰を投入しただけでは、写真のようにいずれ泥濘化してしまいます。
ぬかるみやすい場所は、しっかり汚泥を取り除き、下に砂利を敷くなど水勾配を考えて施工することでパドックを快適に長く保つことができます。