日高中部地区農業改良連絡協議会(以下、日中協)と日高農業生産法人会の共催による土づくり研修会が、新ひだか町と新冠町の農業者と関係機関を対象に11月20日に開催されました。
今回は、札幌管区気象台の河原恭一地球温暖化情報官と常田陽子情報利用推進官から、北海道の気候変化の特徴や将来の気候予測、気象情報の種類と活用について説明をいただきました。
普及センターからは排水対策(カットドレーン等施工)事例と、現地での緑肥活用事例の報告を行い、中央農業試験場の富沢ゆい子主査より土壌物理性の改善方法に関わる助言を頂きました。
また、畜産試験場の足利和紀主査からは、堆肥づくりの基本として、堆肥の効果や堆肥化の手法、現地での課題や対策について耕種農家にも分かりやすく説明していただきました。
耕種・畜種を問わず、農業者や関係機関の関心も高く、参加者からは積極的に質問や意見が出され、温暖化によって様々な影響があることを改めて理解することができました。
土壌物理性改善は急変する昨今の気象に対応する手段の一つです。本研修会をきっかけに今後の土づくりに活用していただきたいです。
令和6年度土づくり研修会の開催。61名が出席しました。