令和5年1月26日、新ひだか町で日高管内指導農業士・農業士研修会が開催されました。
渡辺会長より挨拶
最初に急激に進んだ肥料価格・配合飼料価格の高騰について、ホクレンより情報提供を頂きました。
日本は、ほとんどの資材を海外からの輸入に頼っているのが現状です。資材の安定確保を図るために複数国からの導入を進めていますが、原料価格高騰、為替変動、海上運賃高騰と複数の要因が重なり、大幅な価格上昇につながったとのことです。国やホクレンの支援事業を活用しても価格上昇は抑えきれず、肥料・飼料とも昨年のおよそ1.5~2.0倍の価格となっています。
資材供給側の対策とともに、農業者ができることとして、①土壌診断に基づく適正施肥、②堆肥資源の有効活用、について説明がされました。
ホクレン担当者より、肥料価格・配合飼料価格高騰について情報提供
次に、株式会社マドリンの椛木(かばき)氏より「私らしい酪農ライフ~ここにはパッションしかない!~」と題した講演が行われました。
広尾町での酪農経営、個体乳量向上、農場HACCP認証の取り組み、今後の経営方針について等、情熱的に取り組んでいる様子が伝わる講演となりました。広尾町の酪農女性、北海道の女性農業者などの仲間に支えられながら、勉強会や交流会等の主催も続けているとのことです。
参加者からは「講演を聞いて本当に良かった」「刺激を受けました」「これからも頑張って下さい」などのエールが送られていました。
椛木さんからの講演
会場風景