12月5日、日高管内農業研究大会が新冠町レ・コード館で開催されました。
講演では全国農業青年クラブ連絡協議会副会長としても活躍されている佐賀県（株）シトラスプラス 代表取締役の上野 勉氏から、就農後の自分の営農に対する心構えの変化や法人化・従業員雇用についての経緯、ハウス作でのミカン栽培への環境制御技術を取り入れた経営改善などを話されました。また農業青年グループ活動に対して、「4Hクラブで多くの情報と刺激をもらい、成長させて頂いた。4Hクラブの主体は市町村単位の活動であり、より良いクラブ活動が、次代のリーダーを作り日本農業の発展に繋がる。」と、聴衆の青年に向けたメッセージがありました。
各種発表では、管内青年農業者と静内農業高校から選抜された学生による実績発表・意見発表が行われ、管内青年農業者の発表では、プロジェクト発表部門は平取町4Hクラブ 池内 秀行さんから、トマト夏期栽培時に高温・強光が原因による品質低下がみられ、軽減策として塗布資材とネットの遮光実施による、トマト品質やコスト比較の結果が発表されました。
アグリメッセージ（意見発表）部門は様似町 西川 雄喜さんから、学生時代の農場実習や出会いを生かし養豚を新規に開始、自然放牧や全量北海道産の飼料原料と食品残さを用いた飼養への取り組み、SDGsへの貢献に対する思いが発表されました。
上記発表の2名はともに優秀賞を受賞、令和5年1月26～27日に札幌市で開催される北海道青年農業者会議に派遣されることになりました。
また平取町・新冠町・浦河町の各4Hクラブから活動報告が行われ、学習・地域貢献や研修の報告がありました。
新冠町レ・コード館で開催。WEB配信も行われました。
全国農業青年クラブ連絡協議会副会長の佐賀県（株）シトラスプラス代表取締役の上野勉氏による講演。
平取町4Hクラブ池内秀行さんによるプロジェクト発表
様似町の西川雄喜さんのアグリメッセージ
平取町・新冠町・浦河町の各4Hクラブから活動報告
平取町4Hクラブの池内さん（左）と様似町の西川さん（右）は令和5年1月26～27日に札幌市で開催される北海道青年農業者会議に派遣されます
