日高の魅力を深掘りしよう「うみを知る」を開催!
令和4年8月30日(火)、日高地区水産技術普及指導所静内支所の高島支所長を講師に招き、15名が参加し研修会を開催しました。
高島支所長は北海道内各地の海で40年間、調査・指導を続けてきた大ベテラン。マツカワガレイなどの放流、コンブなどの種苗生産、漁場の保全、漁師さんの担い手育成等、水産業での普及活動について丁寧に説明してくれました。また「森は海の恋人!」という言葉で、川が森の恵みを海に運ぶこと、森の豊かさが海の安定につながることも教えていただきました。その後、高島支所長が2年コンブで育てたウニを使い、ウニの年令の見方、ウニの割り方などの実習を行いました。
会員からは「「うみ」に種苗生産があるなんて初めて聞いた」「毎日食べているこんぶに性別があるなんて全く知らなかった」との声が上がりました。「漁業でも農業でも、子を育て環境を整える大切さについて改めて考えさせられました」との感想もあり、海が身近にある日高の環境について思いが深まる研修となりました。
講師の水産技術普及指導所静内支所・高島支所長。
海から見た森と川の役割についても勉強しました。
ウニを使った実習。顕微鏡でウニの年令を確認中。
ウニの口器についてる中間骨です。4才でした。
海水に入れると、ウニの「管足(かんそく)」がうにうにとのびてきました・・・。
きれいに身を取る実習です。