日高の森林情報(普及課)
日高の森林情報
マイマイガの発生について
山の木々が赤く枯れたように見える。自宅の樹木の葉がなくなった。。。毛の長い毛虫がいませんか?
黄色い頭に二本の黒線があればマイマイガです。マイマイガの幼虫は植物の葉をエサとし、
例年10年周期で大発生しており、去年は胆振や空知地方で大発生しており、問題となっています。
日高東部でも去年は幼虫が多く確認されており、例年以上の発生が懸念されています。
幼虫は背中に毒はありませんが、鋭いトゲがあり触ると皮膚炎になる方もいます。
7月から8月にかけては幼虫は最大の大きさとなり、その頃は殺虫剤もあまり効果はありません。
また、成虫(ガ)になったあとは、外灯や窓の回りなど明るい所に卵を産み付けるため、こまめに
こそぎおとす事が重要です。洗濯物の取り込み時に成虫がいないか注意する。
外灯を消したり、遮光カーテンなどで成虫の飛来を防ぐ等の対策で被害を抑える事ができます。
マイマイガについての詳しい情報はこちら(道立林業試験場のページ)

カラマツハラアカハバチの発生について
被害を受けたカラマツ(先の部分に葉が残るのが特徴)
最近、「山の樹木が大規模に枯れているようだ。」「山のカラマツが枯れてしまった」等のご相談を多く受けます。
カラマツハラアカハバチという食葉性(葉っぱを食べる)の昆虫の仕業です。
日高管内では6年前ほどから発生し、現在、十勝や胆振管内まで広がっています。ハバチの仕業でカラマツが枯れる
事はありませんが、他の病気でカラマツが弱っている場合に被害を受けると枯れる場合もあります。
最も被害が古く発生した林分では次第に収束傾向にあり、また、日高では例年、7月中旬に発生していましたが、
今年は発生が遅いため、カラマツに与えるダメージは減少していると考えられます。
詳しくは下の資料をどうぞ。
その他の森林病害虫情報
森林所有者の皆様からご相談があった、病害虫等について掲載しています。