地表面の流出を防ぐ
地表面の流出を防ぐ
稚幼樹が生えていることにより、伐採後の地表の保護にもなります。
地面に何も生えていないと、雨が降ったときに、地表の栄養のある層が流れ出て、堅い地面の層がむき出しになってしまいます。そうなると、植物は育ちません。また、川に土砂が流れるので、川が汚れてしまいます。
<地面に何も生えていないと・・・>
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雨水が、斜面の上を走ります | 表土は流されてしまいます |
健全な状態にある森林では、地中の樹根が発達し、これ が土砂をしっかり保持して崩壊を防ぎ、地表には下草などが生育して、土壌の流出を防止する機能が発揮されます。
<森林があり、稚樹や下草が生えていると・・・>
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雨の滴は、木の葉などに当たってそのまま蒸発する分もあり、地面に届く雨水の量は減ります。 しっかりした木の根、表面を覆う草や小さな稚樹が、表土の流出を防ぎます。
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健全な状態にある森林とは?
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樹冠が混み合っている
地面が暗い
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木が太れず、下層に植物が生えない
↓
森林の土壌を守る機能が十分に
発揮できない
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適度な間伐
適度な明るさ
↓
木が太くなり、下層に植物が生える
↓
森林の土壌を守る機能が十分に
発揮できる
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森林を健全な状態に保つためには、適度な間伐による管理が必要です。