間伐、受光伐について
間伐、受光伐について
【間伐】
成長して過密になった林分の間引きを行い、残った木に十分な光と水分をあたえて成長をよくし、ばらつきのない健全な林をつくる為の作業です。
伐った木は、材木として使えるものは間伐材として有効に活用します。
【受光伐】
樹木の生育に必要な空間と光環境を、確保するための伐採です。
伐った木は材木として利用します。
間伐と受光伐の違い:
間伐の目的は、混み合った植栽木を空かしてやり、残った植栽木を成長させることです。
受光伐の目的は、次の世代の若い木に光を当て、育てることです。
●間伐、受光伐のしかた
伐採する時の作業によって、地面の稚樹は多少傷ついたりなくなったりしますが、それでも十分な本数の幼樹が残ります(写真-2は、ha当たり10,000本程度の幼樹が生えています)。
間伐は全木集材(切ったままの木を集めること)ではなく、全幹集材(枝を落として出すこと)または短幹集材(枝を落とし、材の長さに切って出すこと)で行います。これにより、下層の植生をなるべく傷つけず、林外へ運び出します。
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全木集材だと、枝で傷つけてしまう
ので、枝をカット
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全幹集材、短幹集材をします |