梅毒とは
梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌の感染によって生じる性感染症のことをいいます。
症状が出ない場合もあるため、いつの間にか相手に感染させてしまうことも。治療せずに放置すると、全身に症状が出て命に関わることがありますが、感染から早期に投薬治療を受けることで治ります。治っても感染を繰り返す可能性がありますので、パートナーと一緒に治療することが必要です。梅毒は様々な症状が現れるため、少しでも疑わしい症状があれば医療機関を受診しましょう。
「梅毒」は昔の病気?
梅毒は「昔の病気」ではありません。2022年以降、国内だけでなく北海道でも、梅毒感染者が増加しています。2024年の道内における梅毒患者の新規確認は、3月末時点で122人となっており、2023年の同時期の226人と比較すると約0.5倍となっています。
梅毒の流行を止めるためには、早期診断・早期治療が重要です。
自分や自分の大切な人を守るために、医療機関に受診しましょう。
梅毒の流行状況・その他の性感染症について
どのように感染するの?
感染経路としてあげられるのは次のとおりです。 一般の生活での接触程度では、感染する心配はほとんどありません。
【感染経路】
キスや性行為等による皮膚粘膜の微細な傷口からの感染
胎児の時の子宮内で母親からの感染
精液・血液・膣分泌液・皮膚のただれ等からの感染
【症状】
唇や口の中、陰部、肛門等のしこり
発熱や頭痛
手や足の裏を中心に、痛みやかゆみのない赤い発疹
梅毒検査について
静内保健所では、検査日を月1回(第2木曜日)設けています。
(4月11日の検査については都合により中止となりました)
※感染に不安がある方のための検査を匿名・無料で行っています。
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梅毒は、感染してから体の中に抗体ができるまでの確実な期間が1ヶ月といわれているため、感染の可能性のあった日から1ヶ月未満は正確な判定ができません。
それ以前に検査をしても正確な感染の有無を確かめることができないため、梅毒検査は感染の可能性のあった日から1ヶ月以降に受けましょう。
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検査前の留意点
・検査結果は口頭でのみお知らせします。証明書の発行はしていません。
・梅毒を疑う症状がある方は医療機関への受診をお勧めしています。
・男性は泌尿器科、女性は婦人科を受診してください。
検査内容について
・梅毒検査は、血液を採取して血液中に特定の抗体があるかどうかを調べます
(採血量は7ml程度)。
・検査は2種類(非トレポネーマ抗体検査、梅毒トレポネーマ抗体検査)あります。
より正確な結果をお伝えするため、2種類とも受けることをお勧めしています。
検査に関するお問い合わせ 静内保健所 健康推進課 健康支援係 電話番号:0146-42-0251 |