エイズってどんな病気?
エイズとは、ヒトにだけうつるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染で引き起こされる後天性免疫不全症候群を略した言葉です。HIVによって体の免疫力が弱ったり失われると、健康な時には体に入っても病気を起こさない弱い細菌にも感染して、さまざまな症状が現れる状態をエイズといいます。
Q.感染したらすぐエイズになるの?
感染とは、HIVが体の中に住みついている状態なので、すぐにエイズになるわけではありません。HIV感染から発病までの経過は、治療をしないでいる場合だと約半数の人が、10年前後で発病しているといわれています。ですが、薬の進歩により、発病を遅らせることが可能になってきました。
エイズを発病すると、食生活や風邪、その他の感染症に気をつけなければなりません。しかし、エイズの状態ではないとき(無症候性キャリア)は、感染前と変わらない日常生活を送ることができます。
感染経路
Q.どのように感染するの?
■性的接触による感染
HIVに感染した人の血液や精液、膣分泌液を感染源として、性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通して相手の体内に入り感染します。
■血液を介しての感染
HIVが存在する血液の輸血や、覚醒剤などの“回し打ち”による注射器具の共用などによって感染します。 日本では、現在、献血された血液は厳重な検査により最高水準の安全が確保されており、感染の可能性はきわめて低くなっております。
■母から子への母子感染
母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に感染することがあります。母乳による感染の例もあります。日本では、お母さんがHIV感染症の治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を1%以下に抑えることができます。
* HIVは熱や塩素に弱く、微量では感染しません。また、次のような行為やものから感染することはありません。
【例】 握手、咳やくしゃみ、おしゃべり、飲み物などの回し飲み、銭湯、プール、飲食店の食器類、理美容院のくしやカミソリ、洋式トイレの便座、お金、公衆電話の受話器、カラオケマイク、電車やバスのつり革、ハエや蚊などの虫さされ、ペットなど
どうすれば予防できる?
感染経路として最も多いのは性的接触なので、予防のためには、より安全な性行動を心がけましょう。
■性行為の時はコンドームを正しく使うこと。
■アナルセックスやオーラルセックスも感染の可能性があるので、必ずコンドームを使うこと。
■いつでも節度ある性行動を心がけること。(旅行先や出張先などで羽目を外したり、アルコールを飲み過ぎるなど、抑制力や判断力を失った状態で無防備な性行動をしないこと。)
検査結果が陽性だったら
HIV感染症の治療は、作用の異なる3剤以上の抗HIV薬を併用して服薬します。今のところ、体の中のHIVを完全に取り除く治療法はありません。しかし、HIV療法の進歩によって、現在では、1日1錠の服薬ですむ薬が主に使用されています。早期にHIV感染を知り、適切な医療を継続することで、エイズの発症を防いで、感染していない人と同じくらい長く、健康的な社会生活を送ることができるようになっています。
また、適切な医療を継続し、血液内のHIV量が検出限界値を下回る状態が6ヶ月維持すると、性行為でHIVを感染させるリスクは0になります。
現在は治療薬が進歩し、たとえ感染していたとしても発病や病状の進行を遅らせることが可能になっていますが、次のような注意は必要です。
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■専門医の診察と生活指導を受けること。 ■性行為を行う場合は、必ずコンドームを正しく使うこと。 ■性行為を行った相手(行う相手)には感染していることを知らせること。 ■医療機関を受診する時は、医師にHIV陽性であることを知らせること。 ■献血や臓器移植をしないこと。 ■カミソリや歯ブラシなど血液の付くおそれのある物は自分専用にすること。 |
エイズの検査や相談がしたい場合
エイズに関する相談やHIVに感染しているかどうかの検査は、保健所で受けることができます。感染が心配な人の検査は、匿名、無料で受けられますので、保健所に相談してください。
◇ 場所 : 静内保健所(予約制)
◇ 日時 : 原則第1水曜日 10:30~14:30(変更する場合もあります)
◇ 検査内容 : 検査を受ける方には、予約した時間に保健所に来ていただき、採血
(約7ml)を行い、 1~2時間後に結果をお知らせします。(場合に
よっては結果がわかるまで2週間程度かかることがあります。)
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