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【全体のイメージ】
【参考:北海道日高振興局管内の7町の地図】
Ⅰ_JR浦河駅
1.今日は、明治の開拓期から各種行政機関が置かれ、長らく日高地方の中心地とされた「浦河町」にやってきました。
写真は「JR浦河駅」です。
1935年(昭和10年)に開業しましたが、2021年(令和3年)、JR日高本線の鵡川駅から様似駅までの区間は廃止となりました。現在は立入禁止です。
2.駅前通り(北側)には、立ち並ぶ高層ビル群の数々が・・・あるはずもなく、なんと崖しかありません。
3.写真は、駅前にある「看板の地図」です。
地図の上が南側ですが、浦河駅は最も平地が狭い地域にあり(昭和50年代に駅南側が埋め立てられましたが)、駅の東側(地図の左側)に中心街があります。
今回は、駅から国道235号(優駿浪漫街道)を東進して中心街を通り、札幌行きの高速バスの始発地となっている東町まで、ウォーキングすることにします。
4.駅から国道を挟んで「浦河町役場」の庁舎があります。
1985年(昭和60年)に竣工しました。役場前のバス停からは、列車代行バス・地元路線バス・札幌行きの高速バス等が発着しています。
5.国道を東進すると、「みなと公園」に着きます。
奥にあるのは、1928年(昭和3年)竣工の「浦河港」です。
陸上交通が発達するまでは「函館と日高各地を結ぶ航路」が主役でした。
Ⅱ_浦河中心街
6.国道を更に東進すると浦河の中心街に入ります。
町の商工会議所・NTT・北電・日高信用金庫本店・北洋銀行等の主要機関の他、個人商店が建ち並びます。
7.途中、国道の北側に、1669年頃創基とされ、浦河の総鎮守とされる「浦河神社」があります。
8.さて、町のランドマークタワーの「総合文化会館」が見えてきました。
浦河町総合文化会館には、ヨーロッパのオペラホールを思わせる700名収容の文化ホールがあり、様々なイベントの舞台となっています。
その他にも高層ホテル等の各種施設が入る全長約200mの複合ビルとなっています。
9.国道をはさんで南側には、日高管内唯一の映画館である「大黒座」があります。
1918年(大正7年)に開館した、道内一古い映画館です。
10.周辺は無電柱化されて、きれいなたたずまいを見せる個人商店が建ち並んでいます。
町の郷土史によると、かつては中心街に国道を通さずにバイパスとする案もあったとのことですが、町の発展のために中心街を通すようにしたとのことです。
11.総合文化会館の北側に「浦河灯台」があるので、そちらへ向かうことにします。
Ⅲ_望洋の社
12.「望洋の社」との看板付近の階段を登って北進します。
13.階段を登りきると、1891年(明治24年)に設置された「浦河灯台」に着きます。
14.浦河灯台の東側には、「浦河のアメダス」等があります。
1926年(大正15年)に浦河測候所が設けられましたが、現在は無人となっています。
海岸近くの高台にあり、1958年には48.5m/sの最大瞬間風速を観測しました。
15.更に坂を登り北進すると、「西忠義碑」があります。
1901年(明治34年)に浦河支庁(現在の日高振興局)の第四代支庁長になった方で、日高開発に努力した業績を称えるため、1953年(昭和28年)に同碑が設けられました。
16.更に坂を登り北進すると、野球場・テニスコート・スポーツセンター等がある「潮見ヶ丘公園」に辿り着きます。
17.「ファミリースポーツセンター」です。
写真は2020年当時のもので、2025年に日高最大のメインアリーナ「ゼロネクストワンアリーナ」としてリニューアルしました。
災害時には最大収容人数730人の避難所となります。
17.建物の横に、小さな看板で「笑顔になれるルピナスの丘」とあります。
「ルピナスの丘」は、私が浦河赴任の際に移住者用パンフレットを見て、たまたま名前は知っていましたが、春の一時にだけ花が咲く所と思い込んで、つい最近まで一度も行ったことがありませんでした。
18.これが「ルピナスの丘」です。
秋になってもきちんと手入れがなされており、海を眺められる丘にあるなんとも素敵なガーデンです。
体育館の裏側(西側)に隠れたようにあり、初夏にはルピナスが咲き、浦河の町並みや太平洋に沈む夕日を一望できます。
十勝や上川では、ガーデン巡りによる観光振興を図っています。
日高でも海や馬牧場を背景にガーデン街道を形成すれば、三地域を周遊するルートが出来るのに…と思いました。
19.その後、潮見ヶ丘公園を後にして東進し、坂道を下って行きます。
20.途中、1879年(明治12年)創基の「正信寺」の裏側(北側)を通ります。
Ⅳ_常磐町
21.さて、浦河小学校の横を北進し、「JR日高線の高架橋」の下を通ります。
北海道の都市は、平地の真ん中に計画的・人工的に造られたものが多く、こういった昭和の雰囲気を漂わせるレトロな高架橋は、北海道では珍しいと感じました。
22.高架橋のすぐ北側には、「浦河簡易裁判所」があります。
1882年(明治15年)に「浦河治安裁判所」が設置され、その後、幌泉(現在のえりも町)に移転されるも、1895年(明治28年)に再び浦河に移転されました。
23.浦河簡易裁判所の北隣には、1882年(明治15年)に建立された「光照寺」があります。
境内は緑が多く、紅葉の季節になると、まるで京都にいるような景色となります。
24.次に、町道を北東方向へ進み、山の上にある「常盤公園」を目指すことにします。
25.写真は、「常盤公園」の一部です。
広大な敷地の公園で、今回は全て見て回ることは諦めて東進することにします。
26.目の前に見える山の頂上の「NTT無線中継所」に向かって、東進します。
27.山を登り切った後、更に東進して坂を下ります。
Ⅴ_東町
28.海沿いを走る国道235号線(優駿浪漫街道)が見えてきました。
29.国道近くには、大きな建物の「浦河赤十字病院」があります。
1939年(昭和14年)に設立され、日高の二次医療圏の中核病院となっています。
30.最終目的地である、道南バスの「浦河バスターミナル」に到着しました。
ここから札幌行きの高速バスや新千歳空港行きの直通バスが運行されています。
以上で、今回のウォーキングは終了です。
【ウォーキング距離_推定約4km】