汗をかいた後のビールや、冷酒のおいしい季節になりましたねぇ~
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「酒は百薬の長」というのは、中国古代の史書「漢書」から出た言葉ですが、広辞苑にも、適度な酒はどんな薬にも勝る効果があるという意と出ています。
従来、この言葉は酒飲みの人にとっては、実に都合のいい言葉として珍重(?)されてきました。
しかし、実際には、この後「過ぎたるは百薬の長ならず」と続いており、お酒の功罪の「罪」の部分を表現した、という説もあるほどです。
また、吉田兼好は、徒然草の中で「百薬の長とはいへど、よろずの病は酒よりこそ起れり」と著しています。
もとより、お酒の効用を否定するつもりはありませんが、むしろ「百薬の長」が強調されすぎて、本当のアルコールの功罪を見失っているように思えてならないのです。
平成8年度の調査では、大量飲酒者(※)の数が増加しており、全国で約230万人と推計されています。 |
(※)大量飲酒者(概ね毎日純アルコールに換算して150ml以上飲む者) |
日本酒に換算すると |
5合半以上 |
ビールに換算すると |
大瓶6本以上 |
ウィスキーダブルに換算すると |
6杯以上 |
汗をかくことが多くなるこの季節、風呂上がりのビールや冷酒は「なまらウッメー!」という人も多いはず。
ですが、くれぐれも適正飲酒を心がけ、
飲み過ぎにはご注意ください。 |
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