知っておきたい薬の知識
知っておきたい薬の知識
薬局にはいろいろな種類の薬がならんでいます。同じ風邪の薬でも成分や剤型(カプセル、錠剤、液剤)など、さまざまな種類があります。薬を効果的に、また安全に使用するために、薬剤師などの専門家に相談しましょう。 |
2、表示がはっきりしないもの、包装の傷んだものは買わないようにしましょう。
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医薬品の包装・容器にメーカー名や成分の名前などが記載していないものや、容器が傷んでいてこれらの表示が読めなかったりはっきりしないもの、封が切れているものは買わないようにしましょう。 |
作用の激しい薬は「毒・劇」の表示、使い方の難しい薬は「注意:医師等の処方箋、指示によりしようすること」の表示、習慣性のある薬は「注意:習慣性あり」の文字が記載されています。これらの薬は、素人が勝手に使用すると思わぬ副作用を生じます。
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添付文書(能書)などには、用法・用量・効能・効果などのほか、使用上の注意、副作用が記載してあります。必ずよく読んでから使用する習慣を身につけましょう。 |
薬の作用は、使用量と深い関係があります。定められたとおりの用法・用量を守りましょう。
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薬は、それぞれ定められた時間に飲まないと効果がなかったり、副作用を生じることがあります。薬の服用についての指示のうち、食前、食後、食間とは次のようなことをいいます。 |
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食 前
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食事の30分から1時間前 |
食 後
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食事の後、30分以内 |
食 間
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食事と食事の間 |
医師にかかるまでの応急処置や自分で手当ができる場合など家庭常備薬は必要不可欠のものです。しかし、その保存について注意が不十分であると思わぬ事故のもととなります。次の注意を守りましょう。 |
1、乳幼児・小児の手の届かないところに保管しましょう。 |
最も怖いのは乳幼児・小児の誤飲です。そのおそれのある場所に薬を放置しないように注意しましょう。不要の薬を捨てるときも子供の目に触れないように処分することが大切です。 |
薬は湿気、光、熱によって影響を受けやすいものです。せんを固くし、直接日光があたらず、暖房器具から離れた場所に保管しましょう。 |
誤飲を避けるために、飲み薬と、塗り薬は区別して保管しましょう。また、農薬、殺虫剤、防虫剤などと一緒に保管してはいけません。 |
薬を使い古しの他の容器に入れかえることは、内容や使い方がわからなくなり、誤用や事故のもとになります。 |
薬には有効期間が表示されているものがあります。期限のきれたものは捨てましょう。また、古い薬や外観に異常があるような薬については、使用前に薬剤師に相談しましょう。 |
北海道浦河保健所 企画総務課
(北海道日高振興局保健環境部保健行政室)
電話 0146-22-3071