梅毒とは
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって生じる性感染症です。
症状がでない場合もあるため、いつの間にか相手に感染させていることもあります。 感染の早期発見・治療により治る病気ですが、自分だけが治療してもパートナーから再感染したり、感染させているおそれもあるため、パートナーも検査・治療をすることが必要です。
症状
梅毒は症状が多彩で、他疾患と間違われることがあります。
感染経路
一般の生活の接触程度では、感染する心配はほとんどありません。
○性行為による感染 感染者の精液や膣分泌液を感染源として、性器や肛門、口腔などを通して体内に入り感染します。
○母から子への感染 母親が梅毒に感染していると、妊娠中の母親の体内から感染する可能性があります。(先天梅毒)
予防方法
○性交の際には、必ずコンドームを着用しましょう。
○複数の相手との性交は、感染する(感染させる)リスクが高くなるため控えましょう。
いま、梅毒が増えています
2022年以降、国内だけでなく、北海道でも梅毒感染者が増加しています。 道内における梅毒感染者報告は、令和6年1月から3月末時点で122人となっており、例年に比べ患者数は約0.5倍増加しています。
梅毒の流行状況等については、下記をご確認ください。
梅毒の検査・相談について
浦河保健所では、梅毒に関する相談や、 感染の不安のある方への匿名・無料検査を下記問合せ先にて受付けています。
浦河保健所の相談・匿名検査(要予約) | |
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※梅毒は、血液中の梅毒抗体を調べますが、感染してから身体のなかに抗体ができるまで約1ヶ月とされているため、検査結果が陰性となり、感染したことがわからない時期があります。(ウィンドウ期) そのため、感染の心配のある出来事から1ヶ月以降の検査を推奨しています。