日高暮らしお役立ち情報 移住者インタビュー

移住者Q&A

各町の先輩移住者に、移住のきっかけや町の魅力、移住を考えている方へのアドバイスをお聞きしました。

日高町 大野 正夫さん( すばる整骨院 院長)

大野 正夫さん

日高町に移住した経緯

大阪府から移住しました。勤めていた金融機関を退職し、60歳で柔道整復師となりました。はじめは関西の整骨院で働こうと考えてましたが、求められる場所で人の役に立ちたいと思い、北海道内いくつかの町で体験移住をしました。その結果、人とのつながりや自然が魅力的だった日高町を移住先として決めました。

日高町の魅力はどこでしょうか?

登山が趣味なので、移住を考える前からチロロ岳、幌尻岳といった山に登るために、日高町には訪れていました。そのような山への登山口が近いことも魅力ですね。そして山々や渓谷から四季の変化をはっきりと感じることできます。スキー場があることから、冬場の体験移住などをされる方も少なくありません。

移住を考える方へのアドバイスは?

「地域のために何ができるか」を考えることが大切だと思います。これまでに体験移住をした方の中には、植木の剪定技術を持った方が、町の人たちの庭の植木を手入れしたり、教員免許を持った方が学校の補助に入ったりといったこともありました。そのような町への関わり方をオープンに受け入れてくれる人のネットワークがあることも、日高町の魅力です。

平取町 生田 絵里さんご家族(トマト農家経営)

生田 絵里さん

平取町に移住した経緯

2015 年に家族3 人で恵庭市から移住しました。
夫が農業をやりたいと考え、北海道内で候補地を探す中で、平取町に決めました。移住を決める前に、夫が2 泊3 日の先輩農業者宅で体験等を行うファームステイを行い、様々なことをお聞きしました。そのおかげで、実際に住んでからのギャップも少なかったですね。

平取町の魅力はどこでしょうか?

新規就農をしている方の中には、ハンドメイド作品を作ることや、パンを焼くのが好きな方なども多く、スローライフが好きな方には仲間がいて楽しめるのではないかなと思います。子育て環境としても自然に囲まれた中で、のびのびと過ごすことができ小学校も特色のある教育文化があります。地理的にも苫小牧市など都市にも近く、便利だと思います。

移住を考える方へのアドバイスは?

とにかく一度来てみて欲しいと思います。私は、大きなギャップはなかったものの、移住してから「平取町って広いんだ!」と驚きました。小さな町ならではの人のつながりや、子育て環境は誰にとっても魅力的だと思います。ファームステイなどを活用して暮らしを経験してほしいですね。

新冠町 若勢 文太さん(野菜直売所・ナンモダ百貨新冠本店経営)

若勢 文太さん

新冠町に移住した経緯

競走馬が好きだったこともあり、2017 年に東京から新冠町への移住を決心しましたが、妻を含めた周囲は大反対でした。そこで拠点を東京に残したまま、単身で新冠町を訪れ、牧場で働くことからはじめました。その中で新冠町地域おこし協力隊の募集を知り応募、任期中から妻と野菜直売所・ナンモダ百貨新冠本店を開業し、現在に至ります。

新冠町の魅力はどこでしょうか?

日高地域全体に言えますが、エアコンなしで暮らすことができる夏の涼しさは魅力的です。また町の人たちの「目の前のことを楽しむ力」がすごいなと思います。お店で関わる農家の皆さんは、ユーモアが大好きで日々の仕事や暮らしを楽しんでいる方がとても多いですね。ナンモダ百貨店をやる中でも、そんな農家の方々と日々接することができるのもやりがいの一つです。

移住を考える方へのアドバイスは?

「移住に失敗するかも」と事細かく調べて、完璧を期そうとする方もいますが、不安を捨て、飛び込んでみるのが大事だと思います。その町と合うかどうかは、相性やタイミングもあります。地域に住む人たちに誠意をもって飛び込めば、たとえ定住に結びつかなくてもご縁はつながります。ぜひ思い切って最初の一歩を踏み出してみてください。

新ひだか町 南 純子さん

南 純子さん

新ひだか町に移住した経緯

息子が馬に関わる仕事をするために、新ひだか町に移住していました。毎年、息子を訪ねて来ていたのですが、孫が生まれることになり、夫とともに大阪からの移住を考えはじめました。都会の騒がしい環境より広々とした北海道で老後を過ごそうと思い、移住を決意しました。

新ひだか町の魅力はどこでしょうか?

びっくりするほど町の方が親切で、フレンドリーなことです。夫はDIY や庭いじりが趣味で、よく屋外で作業をしているのですが、通りがかった人に話しかけられ、たくさんの知人ができています。また、新ひだか町では移住者有志が主催する交流会をはじめ、様々なイベントがあります。最近では、高校生主催のイベントに参加したことがきっかけで彼らの課外研究のお手伝いもしています。

移住を考える方へのアドバイスは?

移り住んでみて困ったことがほとんどないのですが…。新ひだか町は雪も少なく、寒さも厳しくありません。それでも「冬のお試し暮らし」を経験することをお勧めします。私たちも冬に一週間の体験移住をしたうえで、移住を決めました。最初は地元の方が、つるつるの路面でも上手に歩いていることにびっくりしました。

浦河町 寺浦 和也さん/ 左岐子さん (お好み焼き&BAR Terra-Cham)

寺浦さんご夫妻

浦河町に移住した経緯

(左岐子さん)母がシンザンのファンで、30 年前くらいから2 人で何度も浦河を訪れていました。
(和也さん)十勝の方から天馬街道を通って浦河に着いた時、見渡す限りサラブレッドがいる景色に感動してしまって。その後2 回目の浦河旅行で移住しようと決めました。今は鉄板焼きとワインのお店を開くため準備中です。

浦河町の魅力はどこでしょうか?

(和也さん)浦河の人はとても優しいと感じます。話し方も穏やかですし、こちらの気持ちを考えて話してくれるのが伝わります。AERU の乗馬スタッフの方もとても親切で、道外からも乗馬ファンが多く訪れている程です。JRA の敷地内を乗馬できるというのも乗馬好きからすると、とても魅力的ですよ。
(左岐子さん)北海道というと冬の雪が心配でしたが、この辺りは雪が少なく安心できました。

移住を考える方へのアドバイスは?

(和也さん)働き先や住居のリサーチは移住前に行った方が良いと思います。自ら行動して探すことが大切です。ネットでは得られない情報も多く、町の人に積極的に伺う必要があるので少し大変かもしれません。

様似町 中尾 勝さん(元様似町地域おこし協力隊・現在牧場経営)

中尾 勝さん

様似町に移住した経緯

東京から仕事で北海道へ来ていたのですが思い切って夫婦で札幌へ移住を決めました。試しに乗馬体験へ行ってみたら初心者の妻がとてもハマってしまって。馬と関わる仕事をしたいと話すようになり、様似町の地域おこし協力隊に応募しました。任期中に牧場さんから後を引き継がないかと相談があり、今は夫婦で馬の牧場を経営しています。

様似町の魅力はどこでしょうか?

この町はコンパクトでとても良いです。都会で遊び疲れた人には是非おすすめしたいくらいです。都会と比べると人とのつながりは深いと思うので人付き合いが好きな方には、とても楽しいと思いますよ。便利な都会では自ら行動することは少なかったですが、様似町では地域に入って色々な事に携わるようになりました。

移住を考える方へのアドバイスは?

移住の前にどんな働き先があるのか、その地域について調べた方が良いと思い
ます。あとは地域の方に誘われたら積極的に参加することが大切だと思います。
それを楽しめないと様似町だけではなく地方への移住は難しいのではないかと思いますね。

えりも町 高木 大稔さん(えりも町郷土資料館勤務)

高木 大稔さん

えりも町に移住した経緯

出身は愛知県名古屋市で、水産関係を学ぶために北海道の大学に進学しました。その後、地元の民間企業で働きましたが「北海道の自然の中で専門分野を生かした仕事に就きたい」と考えはじめ、えりも町地域おこし協力隊に応募、活動を開始しました。任期中から現在の職場である郷土資料館で活動し、現在は資料館の学芸員として勤めています。

えりも町の魅力はどこでしょうか?

自然との距離がとても近いことですね。私も動物の写真を撮ったり、釣りをしたりと町の自然を楽しんでいます。また人のつながりが強くて、オープンなのも魅力的です。移住してきた当初から色々な人に声をかけてもらいました。港で釣りをしていたら、漁師さんから魚をいただいたり、地域のおばあさんに山菜取りに誘ってもらったり、そんなつながりも、えりも町の魅力ですね。

移住を考える方へのアドバイスは?

都会に比べると、欲しいものがなんでもすぐに買えないなど、不便なところはたくさんあります。ただその不便さも楽しむ姿勢が大事だと思います。すぐに何でも手に入る便利さはありませんが、豊かな自然や人とのつながりの中でできる暮らし方を楽しんでみてください。

様似町 末永さん(動画)

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