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日高の分類: くらし・医療・福祉 > 食の安全・安心

最終更新日:2011年3月18日(金)


日高の埋もれた食材


 

最終更新日  2010年 11月16日

 

「日高の埋もれた食材」 って 何?

ヤマノカミ

がんばってます。浜のかあさん!

浜の母さん直伝レシピ集

埋もれた食材を食す

日高振興局の取組

こんなお茶目な顔した魚もいます。
新ひだか町で獲れたヤマノカミ(オニカジカ)

 

 「日高の埋もれた食材」 って 何 ?
               ~ 忘れられた魚達からひとこと ~

 日高の海には、サケ、コンブのように顔になっている「日高のさかなたち」がいる一方で、その価値を認めてもらえず漁獲されない魚、漁師が賄いのためだけにとってくる魚、また、加工した残りとして捨てられてしまうものなど、食べられる機会のない魚たちがたくさんいます。

 見た目が悪いかもしれません。食べるまでに一手間かかるかもしれません。でも、そんな仲間には日高でしか出会うことのできないやつもいます。そのままでも十分美味しいやつ、一手間かけると味がでてくるやつ。いろんなやつがいます。

 

日高の埋もれた食材

 今、各浜で商品価値がなく漁獲対象となっていない魚種、賄いのためだけに漁獲している魚種、また、残渣として捨てられていた部位など、未利用、低利用な水産物を「埋もれた食材」と位置づけています。
 現在、スジメ、オオミゾガイ、ユムシ、シロガイ、キナンボ、カジカ類、ゲンゲ、アブラボウズ、ギンポ、ワラズカ、ドンコ、ムイ、タコのマンマ、サケの白子、ケツブ、ギンナンソウなどを「埋もれた食材」としています。

日高で探してみませんか? 埋もれた食材の味を!

 「埋もれた食材」と言われる魚たちの一部、タコのマンマ、シロガイ、ゲンゲ、サケの白子などは、最近、日高管内の魚屋さん、スーパーでたま~に目にすることが。そして、レストラン、居酒屋さんなどの飲食店でも、味わうことができるようになったものもあります。 いつもとすこーし違った味を、日高で探しませんか? 初めての味に出会えるかも!?

 

 

 

 がんばってます。浜のかあさん!

 日高の漁業を語るときに、「女性漁業者の多さ」が特長として挙げられます。

 全道の漁業就業者 約3万人のうち4千人が女性です。それに対し日高では3千人のうち女性漁業者は1千人にもなります。


 つまり、女性漁業者の2割以上が日高で、日高の漁業者は3人に1人が女性なのです。

 

浜のかあさんの活動

 日高には、3漁協17地区に女性部があり、日高地区漁協女性部連絡協議会(女性連)を組織しています。

 女性連が中心となり、「もったいない」「もっと日高を知ってもらいたい」との思いから「埋もれたさかなたち」と銘打ち、各地で開催される料理教室の講師を積極的につとめ、飲食店と対話するなど活発に活動しています。

 更には、自分たちが工夫して作った加工品を地元の加工業者の協力を得て商品化し、また『浜のかあさん直売店』を開いたりと自ら活動の幅をひろげています。

 

消費者からも認められています!
    コープさっぽろ農業賞 漁業部門 奨励賞 受賞

 日高地区女性連の日頃からの思いと活動が共感を呼び、消費者が、日頃から安全・安心にこだわって頑張っている生産者を選ぶ第4回(H19)コープさっぽろ農業賞 漁業部門  奨 励 賞  に選ばれました。

 また、都市部や地元の子供たち、農協女性部と料理教室を行って魚のおいしさを知ってもらったり、埋もれた食材をつかった料理を作り、直販を行うなど様々な活動を継続して行った結果、第7回(H22)でも再度コープさっぽろ農業賞 漁業部門  奨 励 賞  に選ばれました。今後も多くの人たちに喜んでもらえるよう、頑張っていきます!!

  

食づくり名人 そして 伝承名人

 北海道では、地域でその土地ならではの農産物を作っている人、地域が誇るこだわりの加工品や郷土料理を作っている人など、地域の風土や食文化などを生かした北海道らしい食づくりを行っている方々に「食づくり名人」となっていただいています。

 更に北海道の「食」の豊かさを感じてもらうとともに、食づくり名人が有する「技」を次世代の食の担い手たちに伝承していくために、講師やアドバイザー等となって北海道らしい食づくりを進めるための指導や助言ができる方に、「伝承名人」になっていただいています。

 日高地区女性連は、

    ~浜のかあさんが埋もれた食材に着目!
                 海の恵みをおいしくいただく名人~

をキャッチコピーに活動をおこなっています。

 「食づくり名人」、「伝承名人」の詳細は、こちらをご覧下さい。

 

 

 

 浜の母さん直伝レシピ集

 日高管内の漁業協同組合女性部に所属する浜の母さんが、自慢の料理レシピを伝授いたします。スーパーで見かける「埋もれた食材」を使って調理してみてください。

 魚種は、順次追加していきますのでご期待ください。

 ここに掲載したほか、浜の母さんが提供する伝授するレシピがありますのでごらんください。

 「浜のかあさん創作料理レシピ」 (2007年5月開催 日高管内漁協女性部、青年部漁業士合同研修会)

 「浜の母さんによる埋もれた食材を使った料理レシピ集」 (PDF 383KB)

  「日高の埋もれた食材レシピ集」 (2009年作成 一般配布) (PDF 2.38MB)

ヤマノカミとも和え

 材料費はもちろん、時間や手間をあまりかけずに、美味しく、しかも栄養満点です。お好みにより、唐辛子を少々振り入れるとまた、ひと味違った味が楽しめます。

タコマンマの蒸し蒲鉾

 足、ボッチ(頭)は、食材として、超が付くほど有名ですが、その内臓を捨てていませんか?タコは、足の先から頭まで、果ては内臓まで余すところ無く食べられます。その内臓のうち、マンマ(卵巣)を蒲鉾にしてみました。

ゲンゲの美肌揚げ

 見た目は、ヌベーッとして美味しそうには見えない魚、でも食べたら癖になる味です。更に、ゲンゲはコラーゲンたっぷりの魚です。食べればお肌は、つるつる美肌に変身

真つぶになりたくて

 普段はあまり見向きされないケツブです。一手間加えることによって、マツブと同じ、それ以上の味になります。

サケ白子のみぞれ煮

 白子があれば、ご飯のおかず、酒の肴にととっても手早くできて、熱々のうちに食べるとたいへん美味しい!白子には、DNAが多く含まれており、最近注目を集めているようです。

アブラボーの味噌漬け焼き

 ギンダラ科のアブラボウズは、坊主頭を連想させますが、深海に生息するため、脂ののったギンダラ以上のおいしさです。

タコマンマの塩辛

 超簡単で、お酒のつまみにぴったりです。 炊きたてご飯にかけて食べる。っていうのもありです

タコマンマのお澄まし

  コクのあるおすましです。

ドンコの軍艦焼き

 軍艦焼きは、熱いうちに身をほぐし、ながら食べる。

ヤマノカミ香り揚げ

 外見は、目がグリグリしてて、鋭いトゲがあって、ちょっと”キモかわいい”魚なのですが、食べてみると意外に美味しい!身は鶏肉のような食感があり、臭みもなくて、とっても食べやすいんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「埋もれた食材」を食す

 日高管内で水揚げされた「埋もれた食材」を食す、手に入れる情報を提供しています。

 「あそこの店でこんなものが食べられる。」、「うちの店ではこんなメニューがあるよ」など皆様からの情報をお待ちいたしております。

タコマンマ 

 ヤナギダコの卵です。タコは周年水揚げされていますが、卵を持つのは、1月から4月頃までです。その時期、日高のスーパーに並んで販売されています。

 タコマンマの蒲鉾

 新ひだか町、浦河町、様似町と海沿いの国道を走ると、直売所などで「たこまんま の かまぼこ」と書かれた看板を目にします。この蒲鉾は、作る人によってレシピが違いいろいろな味、食感が楽しめます。

 ケツブ

 日高町内の飲食店で、ケツブを入れたあんかけ焼きそばを提供しています。また、町内のイベントで、しょう油味の煮ツブ、レシピで言うところの「真つぶになりたくて」を販売していることがあります。

 ゲンゲ

 浦河町の鮮魚店で「ゲンゲン」という呼び名で販売しているのを見かけます。

 スジメ

 えりも漁協女性部が、漁協、商工会、地元企業等の協力もあり平成19年4月、「すじめの甘辛炊き」として商品化しています。詳しくは、北海道商工会連合会「北の逸品」をご覧下さい。

 銀杏草

 えりも漁協女性部が、漁協、商工会、地元企業等の協力もあり平成19年4月、「春を呼ぶ銀杏スィートチップス」として商品化しています。詳しくは、北海道商工会連合会「北の逸品」をご覧下さい。

 鮭の白子

 白子と言えば、マダラの白子「タチ」が有名ですが、サケの白子も極上です。9月から10月の限定ですが、スライスして刺身としても食べられるほどなのです。そんな白子も日高では時期になれば普通にスーパーに並んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 日高振興局の取組

 日高振興局では、平成15~17年度の期間、独自事業として、「埋もれた食材」をキーワードに「日高管内元気な浜づくり事業」に取り組んできました。

【 目 的 】

 将来の管内水産業を支えていく、漁協女性部や青年部を構成員とする「元気な浜づくり検討会議」を設置し、日高管内の水産業へ自らがどのように関わり、また、地域の活性化にどのように貢献していくのかを議論し、水産物の地元地域や大消費地での普及拡大を目指すとともに、加工業や外食産業などの様々な業界への普及のため勉強会や実践的事業などを複合的に実施する。

【事業内容】

 水産業が「日高」の地域経済を支え、活力ある産業として発展していくうえでは、それを支える浜と行政が一体となり、広域的かつ横断的に消費流通を主眼にした管内水産業の目指す方向を考えていかなければならない。しかしながら、浜においては得てして、横断的取り組みがなされていないことや、積極的な消流対策が行われていない状況にあることから、視点を変えた新たな発想により横断的な取り組みを助長し、水産業を含めた地域産業の活性化を推進するとともに、消費者ニーズに即した事業展開により地域住民など消費者へのサービスの向上が図られるよう、生産者の意識改革を図るとともに創意と工夫によって環境の変化等に柔軟に対応しうる浜づくりが必要である。

○ 元気な浜づくり検討会議

  漁協青年部、女性部が主体となり、未利用、低利用資源となっている埋もれた食材の地元地域を含めた消費地での普及、また創意と工夫により環境変化に柔軟に対応できる浜づくりを目的に、日高管内元気な浜づくり事業の具体的実施内容を検討した。

○ 元気な浜づくりセミナー

  地域の活性化を図るうえで水産業が果たすべき役割などについて、有識者などを交えたセミナーを開催した。

○ 元気な浜づくり懇談会

  小売店、管内宿泊施設、飲食店などを対象に、地場産水産物、またその多彩な調理法、加工品などを紹介すると共に、意見交換会を開催した。

○ 元気な浜づくり料理教室

  広く一般道民の方々に埋もれた食材、その調理方法を知っていただくとともに、生産者が消費者の声を直接聞く機会として料理教室を開催した。