ハタハタを食べると言えば、
「飯寿司」
「煮付け」
が一番!?
北海道でハタハタを食べると言えばこれが、一番ポピュラーで一番美味しい食べ方ではないでしょうか!
ハタハタの旬は、日高で11月下旬から12月上旬、しかも僅か1週間から10日間のきわめて短い間です。この短期間に、15~20センチと魚体が大きく抱卵したものを煮付けにして味わう。身は白身で淡泊なのに旨みがある。身の旨み以上に忘れられないのが、ブリコ(ハタハタの卵)です。プチプチっとした食感、独特の粘り気、表現しようのない美味しさです。
そして、もう一つの味が「飯寿司」(飯鮨とも書きます。)です。北海道・東北以外ではなじみの少ないものだと思います。
寿司と言っても江戸前の「にぎり」ではなく、桶に、ハタハタと、大根、人参などの野菜、米、米麹を何層にも重ね合わせ漬け込む発酵食品です。ハタハタが獲れた時に、各家庭で一斉に漬け込まれ、ちょうどお正月に食べ頃を迎えます。
ハタハタは、身が引き締まり旨みが増して、甘酸っぱいくせのない味わいです。
ご飯のおかずとして、酒の肴として最高です。
その他には、塩焼き・煮付け・唐揚げ・天ぷら・ムニエル・鍋物等に。ブリコは椀種や鍋物にしてはどうでしょうか。
ハタハタは、鱗がないので調理に手間がかからず、とっても身ばなれがよくて食べるときにも手間がかからない魚です。
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